これさえ聞いときゃ間違いない!今日の1曲

聞くものに悩んだらこれを聞け

【91曲目】After That (ぼくのりりっくのぼうよみ、2017)

 

あけましておめでとうございます。僕は死んでませんしこのブログもまだまだやる気です。ただ、今日の1曲といいながら当分は週1回ぐらいのペースになってしまいそうですが。まあ続けることが大事ということでひとつ。

さて、今日ご紹介するのは、Indiesでもなんでもない、日本のある現役大学生個人のプロジェクトです。しかもニコ動出身。歌詞もなかなか頭でっかちで、知ったばかりの単語を使いたいだけの感じは否めない。しかも名前も「ぼくのりりっくのぼうよみ」と言います。正直ここら辺りまでは、アラサーより上の年代の方々にとってはイラッとする要素しかないのではないかと思います。実際に僕も文字情報だけなら死んでも手を出さない部類だとは思いますが。

しかしですよ。残念ながら。音はかなりかっこいいんです。アレンジも自分でやってるのかは知りませんが、そうだとしたらかなりすごいですし、そうではなくアレンジャーがいたとしても、マストで名前を覚えておきたいレベルではあります。基本構造として、彼の楽曲はhip-hop的なループがベースにあるんですが、そのワンフレーズであったりとか、リズムであったりとかがめちゃくちゃニクいAcid Jazzそのものなんですな。また、詞はおいといても、歌の乗せ方、リリックというよりはフローの部分ではありますが、そこのリズム感が、日本のポップスの中での比較おいてですが、ブラックミュージック寄りなのも聞いていて大変に心地よい。これは菊地成孔あたりが反応するかどうかがなかなか見ものだと思っているのですが、今のところノーリアクションのようですね。彼にはちょっとまだまだだなと思われてるのかもしれません。とはいえ、菊地成孔はおいといても、昨年の年間ベスト1位にBlack America Againというジャジーなhip-hopを選んだ僕は、彼のことを今後も注視していこうと思っております。2017年一発目、1月の駆け込み更新でした。

 

 

Noah's Ark

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