これさえ聞いときゃ間違いない!今日の1曲

聞くものに悩んだらこれを聞け

【52曲目】Kanye West Feat.Wyclef Jean (Young Thug, 2016)

Young Thugさんの新譜より、ややこしいですがKanye Westという曲です。更にもっとややこしいのが、この曲でフィーチャリングされているWyclef Jeanさんですが、彼の名は、この曲が収録されているアルバム「Jeffery」の一曲目のタイトルでもあります。実際のところ、一曲目のタイトルが「Wyclef Jean」であったという縁でこの「Kanye West」での共演へと繋がったそうです。ちなみに、曲名になっているのはKanyeやWyclef Jeanだけじゃなくて、全曲がYoung Thugのリスペクトする人々の名前を冠しているようです。ちなみにアルバム・タイトルの「Jeffery」自体もYoung Thugの本名だそうで、アルバム・タイトルは「No,My Name Is Jeffery」というのが当初案だったそうです。Young Thugさん自体の紹介は後に引用する箇所に譲るとして、音的なことだけ少し話しておくと、音色やフレーズに、非常にIDMチックなフィーリングを感じますが、Young Thug自体のライミングの妙もあり十分にHIPHOPに聞こえるという絶妙なバランス感覚の上に成り立っているのが今作です。そして今作以外にも、なんと今年は既に2枚もアルバムをリリースしていますので、この曲がお気に入りの方はぜひチェックしてみてください。

 

カニエ・ウェスト(Kanye West)やチャンス・ザ・ラッパー(Chance the Rapper)らの話題の最新作に参加し、またそのカニエ・ウェストから「ものすごくインスパイアされる」など絶賛されている25歳の若手ラッパー、ヤング・サグ(Young Thug)が、新たなミックステープ『JEFFERY』を発表した。

本名をジェフリー・ウィリアムズ(Jeffery Williams) というヤング・サグは、アトランタの若手ラッパー。ミックステープを中心に活動し、同郷のグッチ・メイン(Gucci Mane)、フューチャー(Future)らにその才能を認められ、2013年にはグッチ・メインの1017 Brick Squad Recordsと契約。同年発表されたミックステープ『1017 Thug』は、2013年の年間ミックステープ・ランキングでFACT Magazineが年間1位に、Rolling Stone誌が年間5位に選出するなど高い評価を得、また翌年1017 Brick Squad/Asylum/Atlanticからリリースされたデビュー・シングル“Stoner”は米ラップ・チャートで最高4位のヒットになるなど、「注目すべき新進ラッパー」として注目度を集めていく。

(中略)

また、ヤング・サグのミックステープ『JEFFERY』は、作品以上にアートワークが話題の的に。ヤング・サグが、大阪文化服装学院に在籍していたデザイナーのアレッサンドロ・トリンコーネが卒業制作で発表した、番傘に影響を受けたハットやドレスを身にまとっている写真だ。以前からスカートなどの女性服を取り入れたジェンダーレスなファッションでも注目を集め、カルヴァン・クラインの広告モデルを務めた際もウィメンズの服で登場しており、その際に「ドレスを着たってギャングスターだ」と説明、ファッションにおいてジェンダーは気にしていないと話していた。カルヴァン・クラインの広告の時と同様に、一部からは性差別的な批判や中傷が巻き起こっているが、エリカ・バドゥ(Erykah Badu)が「素晴らしい。私の知ってるアトランタ人を思い出す」と言及するなど、ヒップホップにおけるマッチョイズムを否定するスタイルには高い評価が集まっている。

bmr.jp

曲名がKanye Westと決まる前はElton Jonだったそうですが、それもわかるようなエピソードですね。

 

 

Jeffery [Explicit]

Jeffery [Explicit]